寒い季節になってきました。鍋料理がおいしく感じられる今日この頃ですね。
そんなとき、既に10月でありながら真夏のように暑かった、フィリピンのセブ島を思い出します。
フィリピンのセブ島って、実はとてもリゾートとは程遠い側面があります。確かにセブ島内にもリゾートエリアは存在するのですが、それはセブ島内の本のごく一部といった状態でした。
しかし、今回はその逆で、典型的なフィリピンのイメージに即した、カモテス諸島という小さな島の、トロピカルな景色をお届けします。
カモテス諸島って、どこにあるの?
カモテス諸島とはどこにあるのか。
そもそも知らな人が大半でしょう。というわけで、Google先生のお出ましです。
Googleせんせ〜い!!道案内お願いしますっ!
早速出ました、Google Map。
といっても、セブ島エリアで見ると、どこにあるのかわからないですね…。
もう少し詳しく見てみましょう。
ありました。ここです!この3つの島が並んでる辺りがカモテス諸島なんですが…。
小さっ!!!?
これじゃ一体どこにあるのか、パッと見じゃ分からんわな…(´;ω;`)
「ポロ」という地名を目印に探してみると見つけられると思いますよ!
カモテス諸島についてもう少し詳しく知りたい方は、wikipediaをご参照下さい。
セブ島のダナオから2時間程度でカモテス諸島に到着
港町ダナオで船を待つ
カモテス諸島へのアクセスですが、セブ島の東側にダナオという港町があり、そこから蒸気船に乗ります。
港町であるダナオといえば、銃の密造で有名(Google検索したところ、”銃”や”密造”に関連する結果がたくさん出てきました…)なようですね。
実際に私が訪ねた時は、機械の部品のようなものを組み立てているお店(?)がチラホラあって、全体的に薄暗い雰囲気のある町でした。
もちろん、私が訪ねたのが現地時間の朝5時頃ということもあって薄暗く感じたのでしょうが、それを差し引いても、外国慣れしてない人には少しおっかないなぁと感じる雰囲気でした。
早速トラブル発生
話を戻しまして、ダナオに到着後、蒸気船を待っていたのですが、早速トラブルに見舞われました。
それは、当初乗ることを予定していた船が、混雑の関係で満員になってしまい、私達が乗ることができず、次の便に乗らざるを得なくなってしまったのです。ちなみに、このとき1時間30分くらい待たされた覚えがあります。
あらかじめ船を予約していなかったようなので、まぁ仕方がないか、という感じでした。
カモテス諸島に到着しました
ダナオから蒸気船に揺られること約2時間。
目的地であるカモテス諸島に到着しました。
島に着くや否や、観光客目当てのジプニー(※)運転手の現地人やレンタルサイクルらしき業者のおっちゃんが「待ってました!」と言わんばかりに準備していました。
とにかくたくさん客引きがいました。日本人や台湾人、韓国人の旅行者は彼らにとって”カモ”に思われているのからでしょう。
今回は事前に友人が手配してくれたツアーガイドの方(フィリピン人)に従い、予め予約していたジプニーに乗ることに。
(※)ジプニーとは、日本の軽トラック等を改造して作った、フィリピン式の小型バスのようなものです。
カモテスのダイビングスポットBUFOROCK
港からジプニーで約45分くらいでしょうか、一度宿泊するホテルにチェックインしました。ホテルについては後述しますが、荷物を整理した後、カモテス諸島のダイビングスポットであるBUFOROCKへ向かいました。
入り口は、へんてつもない公園のように見えるのですが、奥に進んでみると階段があり、その階段を下って行くと、ダイビングスポットに到着します。
ジャンプエリアから海にダイブできるのですが、それが大体高さ5メートルくらいあります。
一方で、上級者向けのジャンプ台もあり、そちらはおそらく10メートルくらいの高さがありました。
鮮やかな海の青色を楽しむこともできます。キレイですよ!!
5メートルなら大したことないかな、と思われがちですが、5メートルって結構高いです。
というわけで、勇猛果敢な友人たちは、楽しみながらポンポン飛び込んでいくわけですが…
私の場合、飛び込む直前でビビってしまい、結局1回しかジャンプできませんでした。
なんというか、このときほど、飛び込みって怖えぇって思ったことはありません(汗)。
自分が高所恐怖症だったということを自覚したのですから…。
一方で、勇敢な猛者の諸君、是非とも10mからのダイブに挑戦して見てください。世界が変わると思います、多分。
リゾートエリアの風景
たっぷり遊んだ後は、ホテルに帰ってきました。
今回泊まったのは、サンティアゴ・ベイという、カモテス諸島にあるリゾートホテルです。
リゾートエリアには屋外プールもあり、そこから海を眺めることもできます。
せっかくなので、砂浜まで歩いてみました。
砂浜を歩いてみたのですが、思いの外、砂利や枯れた植物が多くて、綺麗というわけではありませんでした(その理由は、後々わかることになるのですが)。更に海側に行くと、カニやヒトデといった、海ならではの生き物と遭遇することができます。
見て下さいよ、このカニ。日本では見たことないでしょう?
この不気味な感じがどこか日本らしくなくて、とても興奮しました(笑)!!
また、夕飯は砂浜の上にあるレストランで現地の料理を頂きました。
このとき電池が切れてしまっていたので、料理の写真が残っていないのが申し訳ないのですが、リゾート地といいながらも一品あたり150ペソ(日本円で300〜450円程度?)で、しかも分量も多めなので、良心的な値段設定だなぁ、と感じました。
また、このとき初めて、干潮と満潮というものを体験しました。
あまり海の近くまで行く機会がこれまでなかったので、本当に潮の満ち干きってあるんだなと知りました。
照りつける日差しが肌を焦がすようだった
日中のベイエリアは、とにかく日差しも強く、熱帯地域特有の湿気もあるので、暑いことこの上ありませんでした。しかしその一方で、鮮やかな海と空の色に、思わず見とれてしまいました。
海の水面が太陽光によって反射して輝く光景を目の当たりにしたのは、ヴェネツィア以来ですね。
友人からも写真を撮るよう依頼されましたが、なかなか難しかったです。
もっとうまく撮れる方法ないかなぁ。
青い夏空・生い茂る熱帯植物に美味しい料理、日常とは掛け離れた世界だった
日本とは異なる国でリゾート気分を味わうのは、確かに人の心をリフレッシュさせる力があります。
金銭や時間の関係で、多くの人がなかなか行くことができずにいる現実がありますが、人生の中で、少なくとも1回、2回は是非とも行ってみてください。
現地に行って、いろいろなことが分かりました
インフラの未発達と貧困格差
現地に行って気になったのは、やはり貧困格差や不十分なインフラ設備。
まぁ、離島なので仕方がないといえばそれまでかもしれませんが…。
ジプニーに乗りながら見る景色は、非日常的なもので非常に有意義でしたけれど、ところどころ貧富の格差が見え隠れするところはありました。
現地のフィリピン人が豊かとは言いがたい生活を送っている一方で、自分たちのような余所者が現地で羽根を伸ばすというのは、少し複雑な気分ではありましたが、その代わりこちらがお金を落とすことで経済が回るなら、使えばいいだろうと思い、現地を楽しむことにしました。
電波事情
また、セブ島内ではなんとかスマートフォンで通信できたものの、カモテス諸島では電波が殆ど届きませんでした。
ですので、現地でガンガンスマホを使える、とは期待しないほうが懸命です。
もちろん、デバイスの機種やSIMにもよるんでしょうけれども…。
その代わり、デジタルデトックスはできたので、それはそれでよかったのですけれどね。
最後に
フィリピンのセブ島内には、ボホールやシャングリ・ラ・リゾートなど、有名なリゾートスポットが存在します。その中でも、カモテス諸島は、比較的値段的にも手頃で、なおかつリゾート気分を楽しめる環境でした。
なお、現地の方々からは、日本人や韓国人は「金持ち」と見られるようですので、気をつけないとボッタクられる可能性も十分あります。
陽気な性格の人が多いフィリピンの方々ですが、お金が絡むと一気に怖くなります。
その点だけは十分に気をつけて、是非現地での滞在を楽しんで下さい。