ハラキットです。
フィリピンに到着して以来、最初のうちは現地の環境になれるのが大変でした。なかでも、スマホのインターネット環境を整えるのが一番大変でした。
というのも、「SIM?何それ?」状態の、まさに携帯の通信の仕組みや料金体系などに関する知識が殆どなかったからです。
そんな私でも、多くの方から力を借り、なんとかスマホでインターネット環境を整えることができました。
そんなわけで、これから海外に行くけど、SIMについてよく分かんないとか、フィリピンに行くんだけど、通信費どうしよう?って考えてる方向けに、こちらでご紹介しようと思います。
※こちらの記事は2015年当時の記事ですが、海外でプリペイドSIM活用を考えている人にとって、何かしら参考になるかと思います。
1.必要なもの
まず、海外でインターネット環境を構築するために必要なものを紹介します。
①SIMフリー携帯
まず、ネットに接続するための媒体が必要です。いま所有している端末がSIMフリーかどうか、まず確認してみましょう。
大手のスマホや一部のiPhoneではSIMフリーに対応していないことがあるので、キチンと確認をするようにしてください。
ちなみに、滞在当時私が使っていたのは、「nexus5」というスマートフォン端末でした。
②現地のSIMカード
次に、現地でSIMフリーカードを購入します。
メーカーにもよりますが、大体40〜50ペソ(日本円換算で約120〜150円前後)で購入できます。
私は、フィリピン国内で最大手であるsmart社のカードを購入しました。
③通信用プリペイド(SIM)カード
お次にコレ。通信料を払わなければ、当然ながらインターネットは使えません。どうやらフィリピンでは、先払いで使えるプリペイドSIMが最もポピュラーのようです。
なお、smart社のプリペイドの場合、「smart」と「smart bro」の2種類があり、smartのsimにはsmartのプリペイドカードを、smart broにはsmart broのプリペイドでないと上手く使えないようです。購入の際には、くれぐれも気をつけて下さい。
値段は、300ペソ(日本円で900円程度)でした。
2.手順
お次に手続きです。
こちらも簡単にまとめます。
①SIMカードを入れ替える
まず、日本国内で使用していたSIMカードを外して、購入したsimカードを代わりに差し込みます。
端末によっては、カードの入れ替えにピンセット等が必要になったりするので、注意して下さい。
②プリペイドカードをsimにチャージする。
simを入れ替えれば、実は通信は可能になるのですが、予めチャージされている両が少ないため、すぐ空っぽになります。なので、差し込んでから1日以内に、すぐプリペイドチャージすることをおすすめします。
やり方ですが、「宛先番号」「プリペイドカードの裏側にある14文字程度の数列」を電話番号入力して、コールします。
数列については、スクラッチする必要があるので、硬貨で削りましょう。
うまくいくと、チャージされたことが確認できた音声が流れてきます(英語)。
③いくつかの契約プランがあり、自分が使いたい契約プランをsmsで申し込む。
チャージが完了したら、次は自分の利用頻度や、希望する通信速度にあわせて、適切なプランを選択します。
それぞれ、「宛先番号」と「キーワード」が書いてあるので、SMSに改定送信します。
送信が成功すると、即時に契約が完了した旨のSMSが届きます。
これでひとまず、完了です。
④実は、ショップの定員さんに頼めば全部やってくれます。
身もふたもないようですが、SIMとかスマホいじるのが怖い!!って人はこれが一番オススメです(笑)。
わからないことは素直に頼みましょう。もちろん、簡単な英会話が求められるので、その点はお忘れなく。
3.フィリピンの通信事情ってどうなの?
ちなみに、フィリピン国内の通信速度は日本のそれと比べるとかなり遅い印象です。
場所によっては、電波が届きにくいところもあるので、少々不便に感じるかもしれません。
しかし、海外に行った時のSIM交換の手続きは、どの国も似たようなものだと思いますので、多少は参考になる…んじゃないかな、と思います。
これで、私のようなネット依存者でも、生きることができると思います。
4.国内の格安SIMは使えないの?
それでもやっぱり、「海外のSIMカード使うのが怖い…」という方も少なからずいらっしゃるのではないかと思います。
そういう場合は、日本国内で販売している海外対応のプリペイドSIMを使うのが良いかと思います。
代表的なところで言えば、mineoやIIJmioなどから販売されている海外用プリペイドSIMカードがあります。
購入の際には、SIMカードのサイズを確認するなどの注意が必要ですが、海外渡航前に準備ができれば、海外先でもインターネットの通信での心配も減るのではないでしょうか(私も事前に知った上で渡航すればよかったかも…)。
なるべくお金をかけずにサクサクとインターネットを使って、楽しい海外生活を送って下さいね。